花束抱え、迎えに来てよハニー。

定時後、心底疲れ果てて事務所に戻る。
苛立ちを隠せない中で"プカーッ"と遣ってた刹那。
唐突に、

事務員 : 「○君、○○さんと付き合ってんの？」

"プッ！"
煙草を噴いて床に落とす。

俺 : 「え？」 (ドキッ！)

俺、後輩1人、事務員1人、3人共沈黙…。

俺 : 「否、付き合ってへんよ…。何で？」

事務員 : 「○っちゃんが2人怪しい怪しい言うてる。」
　　　       「アンタ等2人おらん時ずっと言うてんねん。」

俺 : 「否、付き合ってへんし。
　　    第一、付き合ってたとしても、隠さずに言うから其れは。
　       皆に変な気使わすの嫌やし。」
俺、多分、一瞬にして赤面。
しかし、一瞬にして平静を装う。

後輩 : 「其れは無いっすよね～。」

俺 : 「お、おん。」

事務員 : 「○っちゃんそんな事ばっかり考えてんのかなぁ。」

俺 : 「だから○っちゃん仕事ミスってばっかやねんてよホンマに。」

後輩 : 「(笑)」

事務員 : 「○君と○○さんはお互い好きなタイプ全然違うって○っちゃんには言うてんねんけど、
　　　 　    アレは絶対付き合ってる！って言うて聞かへんねん。」

俺 : 「ハハハ、無い無い。」

後輩 : 「アイツが気有るとしても、○さんモテるし、何人も女居るから、
　　        無いでしょ？」(冗談混じりに)

俺 : 「お、おおん…。」



だから、今年の夏を制するのは俺じゃ無いって。
白い肌をしてるあの娘の声はまるで…。
日々、精進且つ、葛藤且つ、罅割れ。


今日の1曲 / ハイ! チャイナ! (thee michelle gun elephant)