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血沸き肉躍る日常。喜怒哀楽は諸行無常。ロック哲学。
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SPARTA LOCALS新作に寄せて。

9月1日を以てドラムの中山昭仁クンが脱退してしまった事は承知の通り。
ドラムという楽器は、端から見れば簡単そうで誰にでも出来る様に見えるかもしれない。
地味に見えるし後ろで動けないし、第一音符が無いじゃん?
とか思ってる人もおるだろう。
けど、バンドの音の中で一番人間性が出るのが"ドラム"と言う楽器なんだと思う。
俺はバンドの核はベースだと思っている。
どの楽器も欠けてはいけないモンだけど。
ベースが良いバンドは文句無しにカッコイイ。
しかしだ、ドラムが居ないバンドは何か寂しくないかい?
中山クンの脱退は非常に残念だ。

よく考えれば、くるりもフジファブリックもドラムが居ない。
出来れば、「脱退」って言葉は聞きたくないモンだ。
でも、バンドを続けて行くには必要な事項でも在って…。
自分がドラムを叩いてるとか、そんな理屈抜きでも悲しい事柄なんだ。
中山クンが残してくれたスパルタの曲達は宝物だ。
彼のタイトでルーズで必死な8ビートが大好きだ。
真の意味で、
日本で混じりっ気の無い踊れるロックを演ってるのは、
スパルタだけだ。
SPARTA LOCALS在籍最後のアルバムのタイトルが「スパルタローカルズ」、
って事は多分関係無いんだろうけど、何だかロマンチックだ。
俺は、何があろうとも、SPARTA LOCALSが大好きだ。
有難う。そして、お疲れ様中山クン。


今回で5枚目のアルバムとなるこの「スパルタローカルズ」、
陰から陽へ、夢から愛へ、と移って来た曲群達は、
今回で痛快な怒りを含んだ愛へと変わった。
冷凍都市で生きるあの娘が大切だ。でも何か遣る瀬無い。
孤高の自分から愛する気持ちを奪わないでくれと唄う。
愛するものは何も失いたく無いよ。

大文字の"ロック"に近付いているのは気のせいだろう。
コウセイの声は相変わらず尖っている。凄まじい。
伊東のギターはZAZENのカシオマンに負けず劣らず変態で優しい。
光広のベースには毎回衝動を貰って感動する。踊れる。
中山のドラムは、いつになく泣いている、怒っている。

『ばかやろう』~『ハート』までの真っ赤なこのアルバムを聴いて、
体も心も微動だにせず、何も感じないのであれば、
音楽を聴くのを辞めた方が良い。
特に、『ハート』の歌詞は秀逸。
何度も言うけど、音楽で泣ける事は素晴らしい事だ。

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流行のお洒落に引け目を感じる
スパルタローカルズ、今まで聞いた事無かったんですが、必ず聞きます!!
僕の好きなドラマーは、渋さ知らズの芳垣さんと、GOTAさんです☆
田舎メタラー 2006/09/11(Mon)00:08:10 編集
是が非でも
スパルタに触れて戴きたいと感じてる次第であります。
『SUN SUN SUN』が最高傑作だと感じております。
俺の好きなドラマーは、リンゴとボンゾと中村達也とクハラカズユキで御座います。ベタで御座います。
ブラックS 2006/09/11(Mon)21:37:00 編集
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HN:
ブラックS
年齢:
41
性別:
男性
誕生日:
1983/10/07
職業:
工場長
趣味:
音楽
自己紹介:
173cm/55kg
ロックの極みを探求。
人生に於いて、諸行無常は繰り返されるものであります。
淡々としたテンションと佇まいを凝縮。
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