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血沸き肉躍る日常。喜怒哀楽は諸行無常。ロック哲学。
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チャットモンチーの『生命力』、本日やっとマトモに聴けた次第です。

行き成り1曲目の「親知らず」を聴いて歌詞に泣きそうに為って、1stを想い出す。
「Make Up! Make Up!」では珍しくストレートなアレンジ、あの大陸を彷彿させる新境地。
続く「シャングリラ」が改めてチャットモンチーの代表曲で在る事を切々と確認、
と同時に形容し難い安心感が漂う。
「世界が終わる夜に」、こんなに重量感が在る曲だとはシングルでは気付けなかった。
どっしり。
「手のなるほうへ」、アレンジ・コーラス・リズム、完璧。サビで"らしさ"が出てる。アルバムの核。
此の時点で素晴らしかった1stを超えた感。
暑さと涼しさと変態性が同居する今夏のアンセムであり、チャットモンチーの新たなアンセム、
「とび魚のバタフライ」、物凄く大好きだ。
力強さと切なさが同居する「橙」、何故に、如何して女の娘3人でこんな音が出せるのか。
女版くるりに為って行くのだろうか、「素直」、『ワルツを踊れ』から繋がる。
「真夜中遊園地」は、もう文句無しだろう、なスピード感。素直に格好良いです。
何だかNUMBER GIRLを想い出した。あ、嘘。
生命力、正に此れ、「女子たちに明日はない」。ドラムアレンジ、スネアの音、痺れる。
「バスロマンス」、女の娘達はきっとこんな曲を求めてるんだろうな。
「モバイルワールド」
曲作り・アレンジに執拗に凝ると言う姿勢もチャットモンチーの魅力の1つ。
音の空間と輪郭=プロダクションは大事な着眼点なんだ。
完璧な橋本絵莉子節で締め括る「ミカヅキ」、沁みる。


勿論、捨て曲なんて無しで一気に聴ける50分。
シングルから結構入ってるけど、曲順がきちんと配置されてて纏まってる。
求められているモノを踏まえつつ、新境地も開拓し、
多大な成長が垣間見れる此れまた素晴らしいアルバムだ。
歌詞も曲も、前作から可也の発展を見せ、
正しく他には"被り"の無いバンドに成長したんだと想う。
きっと、そろそろフォロアーが出て来るんだろうな。
中学生バンドは皆チャットモンチーをカヴァーする冪だ。
シングル曲よりもアルバム曲が良いバンドは矢張り強い。



8ottoも9mmも矢張りゆらゆら帝国やモーサムには未だ未だと言った処か。
特にゆら帝新譜のラスト2曲が素晴らしい。

邦楽・日本語ロックとか様々な括りが存在してる訳やけど、
そんなの関係無くロックはロックとして、
音楽は音楽として聴いてみたら、もっと視野が拡がって、
もっと聴く楽しみが出て来るんじゃないかなぁ、なんて。
そんなの抜きにしても、
現在まで繋がる日本のロック音楽の系譜は凄いけど。
さ、レコードを買いに行こう。


今日の1曲 / 真夜中遊園地 (チャットモンチー)
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HN:
ブラックS
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41
性別:
男性
誕生日:
1983/10/07
職業:
工場長
趣味:
音楽
自己紹介:
173cm/55kg
ロックの極みを探求。
人生に於いて、諸行無常は繰り返されるものであります。
淡々としたテンションと佇まいを凝縮。
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